DENSO TEN

活動レポート

2018年8月19日

兵庫県立障がい者スポーツ交流館主催「障がい者バレーボールミーティング2018」

障がい者と健常者が一緒になってバレーボールを体験することで交流と相互理解を深め、障がい者スポーツの認知向上などを目的とした「障がい者バレーボールミーティング」。私たちも毎年ゲストとして参加し、今年で7回目を迎えました! 前回より参加人数も大幅に増え、最年少は5歳から最年長は87歳まで、約140名もの参加者と交流を深めました。

■場所:兵庫県立障がい者スポーツ交流館

当日の様子を紹介!

参加団体
・兵庫県ローリングバレーボール連盟 ・神戸視力障害センターフロアバレーボールクラブ ・シッティングバレーボール協会 ・兵庫県障がい者ふうせんバレーボール連盟 ・兵庫ろうあ女子バレーボールクラブ ・おおぞらのいえ ・高砂高校女子バレーボール部 ・兵庫県立姫路しらさぎ特別支援学校(ひめじバレーボールクラブ) ・デンソーテン レッドフェニックス
プログラム
[午前]・障がい者バレーボールの紹介(ローリングバレーボール/フロアバレーボール/シッティングバレーボール/ふうせんバレーボール)
[午後]・レッドフェニックスによるミニバレーボール教室 ・各種バレーボールの交流体験

 各種バレーボールの紹介は、ネット下にボールをくぐらせて競技をする「ローリングバレー」から始まりました。続いて全盲や弱視の視覚障がい者と健常者が一緒にプレーできるように考案されている「フロアバレー」、座ってバレーをする「シッティングバレー」、鈴の入った風船を使う「ふうせんバレー」が紹介されました。それぞれの競技に特徴があり皆で真剣に観戦したり、実際に参加して楽しみました。
 午後から始まったミニバレーボール教室では、高砂高校の皆さんと練習を披露した後、参加者の皆さんと一緒に練習を行いました。今回は身体・知的・聴覚・視覚障がい者の方も初めてミニバレーボール教室に参加いただきました。繰り返し練習をしているうちに、ボールが前へ飛ぶようになって笑顔が溢れるなど、和気あいあいと楽しいひと時を過ごしました。その後の交流会では各競技を参加者全員で楽しみ、最後まで元気いっぱいな声が体育館を満たしていました。
 今年も笑顔があふれる素敵な時間にお招きいただき、ありがとうございました。

参加者のコメント
・同じ障がい枠でもいろんな障がいを持つ方が居て、そんな皆で同じ競技を楽しめるのがとても良かった。
・毎年参加している。とても楽しい。来年もあったら参加したい!
・大学からボランティアで来た。とても良い経験になったし楽しかった!
・楽しかった。バレーは初めてだけどまたやりたい
西川選手(ムツミ)のコメント
今回、初めて障がい者ミーティングに参加させていただいて、特に印象に残ったのが、ふうせんバレーでした。小さい子どもからお年寄りまで楽しめ、一人一回必ずふうせんに触るルールのためにカバーし合い、声を掛け合ってできるのでコミュニケーションが図れてすごくいい種目だなと思いました。初めてのことばかりでしたが、参加してくださった皆さんが積極的にバレーボール教室にも参加くださり、私たちに話しかけてくれたりととても楽しい1日となりました。

4種類のバレーを紹介!

1. ローリングバレーボール
ネットの下を使ってプレーする兵庫県発祥のバレーボール。重度障害者でも参加できます。力を込めすぎるとボールが浮いてしまってネットにかかるけど、弱いと決まらないのが難しい!

2. シッティングバレーボール
座ったまま行うバレーボール。6人制のルールが基になっているのでわかりやすいです。パラリンピックの競技種目でもあり、兵庫県から出場選手も。慣れてないとボールにつられてすぐにお尻が浮いて反則に!

3. ふうせんバレーボール
お年寄りからお子さんまで誰でもできるバレーボール。鈴が入った風船を使って、全員が必ず1回ずつ触って相手コートに返すルール。簡単そうで「全員触る」「一人2回まで」というルールは奥が深い!

4. フロアバレーボール
ローリングバレーのようにネット下を使い、視覚障がい者と健常者が一緒にプレーできるように考案されています。前衛はアイマスクもしくはアイシェードを着用。何も見えない状態でボールの音や味方の支持を聞いてプレーします。