2012年8月27日
富士通テン株式会社
カーナビゲーションブランド「
伝導ノイズの測定は、これまで測定装置の構造上、配線1本ごとに手作業による測定が必要でした。本プロジェクトでは、測定装置の構造を見直し、独自の測定アルゴリズム・アンテナ等の仕様を構築することで測定の自動化を実現しました。本装置の活用により、多数の配線ケーブルから発生するノイズを自動で測定することが可能。測定品質の均一化、省人化によるノイズ対策の効率化に繋がります。
近年、多くの業界で伝導ノイズを抑制する規定が国際規格(*2)で定められており、伝導ノイズ測定の必要性が高まっています。本装置は製品開発の試作段階で運用を開始しており、今後は対象製品を拡大することで更なる伝導ノイズ測定品質の向上を目指します。
一般に電子機器は電気信号を送る際に配線ケーブル上で発生するノイズ(伝導ノイズ)によって、他の電子機器を誤動作させるといった影響を与える恐れがあります。このようなトラブルを未然に防ぐため、伝導ノイズの抑制が製品の開発段階で重要な位置づけになっています。
(*1)伝導ノイズ : 電気製品の電源線や機器間に接続しているケーブルを伝わって発生するノイズ
(*2)国際規格 : CISPR(国際無線障害特別委員会)の製品規格であるCISPR25(自動車)やCISPR22(情報技術装置)で電流プローブを用いた試験法が規定されている
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。
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