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伝導ノイズの自動測定装置を開発!
~横浜国立大学大学院、マイクロウェーブファクトリー(株)との産学連携プロジェクト~

伝導ノイズ自動測定装置

    カーナビゲーションブランド「ECLIPSE(イクリプス)」を展開する富士通テン(株)(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:重松 崇 資本金:53億円)は、カーナビ・カーオーディオといった車載用AV機器からスピーカーなどへ電気信号を送る際に、配線ケーブルから発生する伝導ノイズ(*1)を自動で測定できる装置を横浜国立大学大学院新井研究室、マイクロウェーブファクトリー(株)(本社:東京都町田市 代表取締役社長:田中 稔泰 資本金:3,100万円)、との産学連携で開発しました。

    伝導ノイズの測定は、これまで測定装置の構造上、配線1本ごとに手作業による測定が必要でした。本プロジェクトでは、測定装置の構造を見直し、独自の測定アルゴリズム・アンテナ等の仕様を構築することで測定の自動化を実現しました。本装置の活用により、多数の配線ケーブルから発生するノイズを自動で測定することが可能。測定品質の均一化、省人化によるノイズ対策の効率化に繋がります。
    近年、多くの業界で伝導ノイズを抑制する規定が国際規格(*2)で定められており、伝導ノイズ測定の必要性が高まっています。本装置は製品開発の試作段階で運用を開始しており、今後は対象製品を拡大することで更なる伝導ノイズ測定品質の向上を目指します。


多数のケーブルから発生する伝導ノイズを自動で測定可能!

伝導ノイズ測定自動化解説図

伝導ノイズの抑制が製品開発段階で重要な位置づけに

    一般に電子機器は電気信号を送る際に配線ケーブル上で発生するノイズ(伝導ノイズ)によって、他の電子機器を誤動作させるといった影響を与える恐れがあります。このようなトラブルを未然に防ぐため、伝導ノイズの抑制が製品の開発段階で重要な位置づけになっています。


注釈

(*1)伝導ノイズ : 電気製品の電源線や機器間に接続しているケーブルを伝わって発生するノイズ

(*2)国際規格 : CISPR(国際無線障害特別委員会)の製品規格であるCISPR25(自動車)やCISPR22(情報技術装置)で電流プローブを用いた試験法が規定されている


報道関係お問い合わせ先
コーポレートコミュニケーション室
TEL:078-682-2170E-mail:pr@ten.fujitsu.com

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その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。