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製品企画
より安全で快適な次世代のクルマ
「コネクティッドカー」の
頭脳を生み出す

池田 悟
2008年入社

入社時から一貫してコネクティッドサービスの製品企画に携わってきた中核人材。先行開発業務を経て、現在はTCU(テレマティクスコントロールユニット)の量産化に力を注ぐ。

CAREER PASS

  • 2008.04
    入社。本社にて、コネクティッドサービスの先駆けとなる携帯電話連携カーナビの製品企画に携わる。

  • 2011.09
    東京事業所の立ち上げに伴い、異動。スマートフォンとカーナビを連携させた「音声対話システム」の製品企画に携わる。

  • 2017.02
    ビッグデータ活用システムを自動車メーカーと共同開発するにあたり、自動車メーカーへ出向。

  • 2018.10
    再び本社へ。TCU(テレマティクスコントロールユニット)の製品企画に携わる。

デンソーテンの魅力

コネクティッドのパイオニア
社内外の交流がより早い成長のカギ

当社は早くからコネクティッドサービスに取り組み、業界のパイオニアとして注力してきました。こうした背景からコネクティッド領域に関して多くの自動車メーカーから引き合いをいただき、その最前線で活躍できるのが魅力だと思います。また、この領域では部品メーカーだけでなく、通信事業者やITベンダーの方々との接点も多いので、社外の人脈やスキルを開拓する機会に恵まれています。私の場合はOEM先の自動車メーカーで仕事をする機会がありました。その経験によって、自動車メーカーの仕事の進め方や製品に対するこだわり等、自社に居るだけでは触れられない知識を得られ、物事を捉える視点が多角的になりました。また、難題にぶつかったときはみんなで一生懸命考えて答えを出す“ワイガヤ気質”な人が多いところも、当社の魅力のひとつでしょうね。

現在の仕事とやりがい

新たな領域の第一人者として
グローバルでも名を馳せる醍醐味

今、クルマを取り巻く環境は大きく変わり、コネクティッドカーが当たり前になる時代がもうそこまで来ています。私が携わるのは、そんなコネクティッドカーの頭脳となる「TCU(テレマティクスコントロールユニット)」です。TCUとは携帯電話網を使用してクルマの中と外をつなぐ車載用の通信機で、車両内の各種ECU(エレクトロニックコントロールユニット)とつながり、車両状態を確認・判断した上でテレマティクスサービスを提供するコネクティッドの中核となる制御機器のこと。最近では車両のデータをセンターにアップロードする「テレマティクス保険」が有名かもしれませんが、TCUが搭載されることで、例えば、遠く離れたところからエンジンを掛けたり、バッテリーの状態を確認したりすることも可能になります。私はその製品企画を担い、国内外の市場動向や法規動向、自動車メーカーの戦略・意向を踏まえた製品ラインナップの立案、および車両と確実に連携し、不具合を起したり、ユーザーに危害を加えたりしないよう、TCUの振る舞いを仕様として策定することをしています。製品企画はものづくりの最上流工程なので、良くも悪くも社内を動かすのは私たち製品企画部隊です。その責任は重大ですが、まだ新しい領域において自分たちが社内の第一人者となって事業を開拓するやりがい、コネクティッドというグローバルなフィールドで自社の存在感を示す醍醐味を実感しています。

私の携わった製品

TCU(テレマティクスコントロールユニット)

長く携わってきた先行開発とは違い、量産化に向けた開発はコストや納期などが明確に決まった中で各自動車メーカーのニーズをいかに反映し、さらに自社の利益をどう生み出すかが悩ましいところ。ハード・ソフト・メカの設計を担う部隊に無理をお願いすることもありますが、みんなでより良いものづくりを追求できるのがとても面白いです。

PURPOSE

MAKE×TRY!

社内外を問わず、何かを依頼された時には否定から入らず、まずは受け容れる、まずやってみることを心掛けています。受け容れることで相手との対話が生まれ、より良い解決方法を見つけるきっかけになるかもしれませんし、やってみることで自身の成長や新しい視点を得られるかもしれませんからね。

PRIVATE

神戸に戻った今では妻とマイカーでドライブに出かけるのがオフの楽しみになりました。大切にしているのは、日々一ユーザーとしてカーライフを体感すること!運転中、妻に「どんなサービスがあればいいか」と尋ねたことが開発のヒントになることもあります。また、同期メンバーとの付き合いも大切にしていて、彼らの活躍ぶりを知ることで大いに刺激を受けています。